2018年4月21日、安中市の坂本公民館にて、「アロマストーン作りと認知症ミニ講座」が開催されました。
今回は、夫婦で講師を務めさせていただきました。
まずは私が石膏と水を使ってアロマストーンの作り方を説明。
皆さんに石膏を水で溶いて型に流していただきました。
小さいバラの型を使用したので、石膏は12g、水は7gで作ってみました。
参加人数は12人。6人ずつ石膏を溶いて型に流していただく計画でした。
実際にやってみると、石膏が思いのほか早く固まり始めてしまい、6人のうち3人は順番待ちの間にどんどん固まって、型に流すことができなくなってしまいました。
そこで、後半の6人の時は2人ずつにしてもらい、スピーディーに型に流す作戦に変更。
今度は上手く流すことができました。
で、ストーンが固まるまでに少なくとも1時間ぐらいかけた方がいいと思っていたので、固まるまでの待ち時間の間に、認知症のお話をさせていただきました。
認知症専門医がいる病院でシステム関係の仕事をしている夫が、認知症という病気について簡単に説明しました。
認知症とはどんな病気なのか、普通の物忘れとの違いは何か、認知症になるとどうなるのか、家族への影響はどうかなど、様々な方面からお話ししました。
私たち夫婦は義父の若年性認知症の介護を10年以上に渡って経験しています。
そんな中、今までいろんなできごとに遭遇しました。
暴力的になる義父から逃げ回る日々。
一日に何度も家から出て行ってうろうろする義父を心配する毎日。
認知症に対する理解のない周囲の人たちからの心ない言葉。
義父から目を離せず、眠れない日々が続き、体調を崩したこともありました。
そんな介護経験を毎日新聞の方が取材してくれたことがあり、その時の記事もお配りして認知症介護の現実を知ってもらおうと思い、参加者の皆さんに記事のコピーをお渡ししました。
さて、アロマストーンと認知症って何の関係が?と思っているあなた!
アロマで認知症予防が可能であるという研究発表が話題になった時期があり、今回の講座でそのお話をさせていただくにあたり、ご家庭でアロマを楽しむためのアイテムとして、アロマストーンを作りました。
それで、私からはアロマと認知症予防について少しお話しさせていただき、介護中のいろんなエピソードもご紹介しました。
アロマで認知症予防については、虹の木の自宅教室でレッスンを開催中です。
ぜひおいでください。

認知症は、今や誰でもなる可能性がある病気です。
決して他人事ではありません。
認知症になると、本人も家族もとてもつらい思いをします。そして、その末路はあまりに残酷です。
もし、認知症をアロマテラピーで予防することができたら・・・一度きりの人生を最後まで輝かせるために、できることをしていきましょう。
認知症は発症の25年前からの予防がカギとされています。
早すぎるということはありません。
ぜひ今からできることを始めて、最後まで家族と意思疎通ができる人生を手に入れましょう!
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