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アロマストーン作りと認知症ミニ講座パート2

2018年6月23日、群馬県安中市内の臼井地区生涯学習センターにて、「アロマストーン作りと認知症ミニ講座」の講師をしました。

 

4月の坂本公民館での講座に続き、2度目の開催です。

参加者を前に説明する講師

 

「アロマで認知症予防」をコンセプトにした講座でして、

  1. 精油(エッセンシャルオイル)を染み込ませて香りを楽しむためのアロマストーン作り
  2. 認知症専門の医療機関でサーバー管理等の仕事をしている夫の「認知症とは」という解説
  3. 10年ほど続いた私たち夫婦の認知症介護の経験談

という構成で進めました。

アロマストーン作りの様子。

 

水と石膏を混ぜて、型に流すという作業をしていきます。

坂本公民館でやった時は、参加者数人が同時に水と石膏を混ぜ始めたら、型に流す段階になってとても時間をかけてしまう人がいて、順番待ちの間に石膏がどんどん固まってしまう人が続出しました。

 

そこで、今回は1人ずつ順番に混ぜて流すという方式に変更しました。

石膏を型に流したところ。

 

それで今回は全員の分が固まらずに流せました。

 

石膏が固まるのを待つ間に、夫の解説を聞いていただきました。

逆光で暗くなっちゃってますが・・・。

認知症について説明する夫。

 

少し前に朝丘雪路さんが亡くなられて、アルツハイマー型認知症だったとのことで、そのお話もしました。

 

アルツハイマー型認知症って「亡くなるような病気じゃない」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、れっきとした「死に至る病」なのです。

脳にダメージが加わる病気なので、だんだん進行していくにつれて、ものを飲み込む機能だったり、呼吸する機能だったり、いろんな重大な機能が失われていきます。

その結果、生命を維持するのが難しくなり、最終的に亡くなってしまいます。

 

つまり、「年だからボケても仕方がない」というものではなく、きちんと適切な治療をしていかないと、そのままだと命に関わるということです。

 

アルツハイマー型を含め、認知症にはいくつかの種類がありますが、いずれも他人から見ても気づくことができる病気です。

まずは日頃から一緒にいる家族が気づいてあげることが肝心で、早めに手を打てば進行を遅らせたり、場合によっては本格的な発症を前に改善できたりすることもあります。

 

周りの人が気づくきっかけとして、よくあげられるのが、以下のようなことです。

 

  1. 最近、同じことを何度も言うようになった。
  2. 理解力が低くなった気がする。
  3. 以前よりもかなり怒りっぽくなった。
  4. いつも探し物をしている。
  5. 人との約束を忘れる(約束していたこと自体を忘れる)ようになった。

 

今までこんなことなかったのに、最近どうもおかしいな、と思うようなことが何かあるはずです。意識しないまでも、違和感みたいなものとか・・・。

よく聞く話は、「たまに実家に行くと、醤油が何十本も買ってある」みたいなケースです。

買ってあることを忘れて、買い物に行くたびに醤油を買って来てしまうという・・・。

 

実は先週の買い物で、私、買ってあるのにまたバターを買って来てしまいました。

数ヶ月前、砂糖でも同じことをやってしまったことがあります(笑)。

ま、まずい・・・(^_^;)

 

最近は、年に一度の帰省のときに私の実父が、前に話したことを言っても今初めて聞いたような反応をすることがあったりして、ちょっとどうかな~と思っているところです。

 

もともと忘れっぽいとか、もともと怒りっぽいような場合は、認知症になっても気づきにくいことがあります。私の父ももともと人の話を聞かないし、怒りっぽいし、暴力の一歩手前ぐらいのことは前からよくあるので、認知症になっても気づきにくいかもしれません。

 

でも、いちばん気づいてあげられるのは、ご家族です。

日頃から注意してあげてください。特に、たまに実家に帰った時に異変に気づく場合も多いので、ぜひお願いします。

 

認知症のこと、もっとたくさんの人に知ってもらいたいです。

 

必要でしたら、出張講座します。

 

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