群馬・安中 アロマと加賀ゆびぬきの教室 虹の木 管理人の吉田美穂です。
資格
- AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
- AEAJ認定アロマハンドセラピスト
- AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
- AEAJ認定環境カオリスタ
- AEAJ認定ナチュラルビューティスタイリスト
- きもの文化検定3級
- 日本語教育能力検定試験合格者
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士
- Kanaiプレートアートナビゲーター
好きなもの
- さだまさし(ファン歴1995年~。オリジナルアルバム全部持ってます)
- 着物(2009年秋から。コンサート、美術館、旅行など、着物で出かけています)
- ギター演奏(アコースティックギターでさださんの歌を弾き語るのが好きです)
- ミュージカル(井上芳雄、山崎育三郎、新妻聖子、高畑充希など大好き)
- 赤福(出身県の名物のお餅。年に一度は買って来ないと寂しい)
- タロット(怖くないですよ!)
嫌いなもの
- ムカデや蜘蛛、ゴキブリなどの生き物や虫
- わさび漬け、ウドや山菜など
- 自分勝手な人
- 「どうせ無理だから」と、やる前から諦めてしまう人
- 自分は絶対に正しいと思っている人
- スポーツは苦手!(でもフィギュアスケートを見るのは好き)
まずは簡単に生い立ちをお話しします
吉田 美穂
群馬・安中 アロマと加賀ゆびぬきの教室 虹の木 主催者
三重県生まれ、東京育ち。
人の輪に入って行くのが苦手で、どちらかというと「いじめられっ子」タイプでした。
母親がめちゃくちゃマイナス思考で、愚痴っぽくて、自分の思い通りにならないととにかく機嫌が悪くなる人だったので、いつも母親の顔色をうかがっている少女時代でした。
幼稚園の年長さんの時に父親の転勤で東京に移住。
大人になってから、転勤の理由は母親が祖父母と折り合いが悪かったので父親が転勤願を出したからだと聞かされました。
小5で父が転職して転校するまでは、いじめられっ子な私は継続。
転校を機に必死に「もともとよくしゃべる明るい子だったのよ」という雰囲気を醸し出し、普通に友達を増やすことに成功した私は、少し自信がついてだんだん本当に明るい性格になっていきました。
中学は区立、高校は私立の女子高に進学。
大学受験の時にひどい風邪をひいて、受験したほとんどの大学に落ちてしまいました。
唯一合格した大学へ進学し、そこでスペイン語を学びました。
さて、時代は就職氷河期。
大学時代のバイト先の日本語学校で教師として仕事をさせてもらうことになっていましたが、その日本語学校の親会社が倒産。
急遽、就職先を探さなければならなくなりました。
もちろんそう簡単に見つかるはずもなく、人材派遣会社に登録して何とか働き口は確保することができたものの、自分の甘さを思い知る結果に・・・。
母の乳がん発覚とつらい治療の始まり
人材派遣の仕事をいくつか「はしご」して行くうちに、大手通信会社の営業事務の仕事を得ました。
そこでしばらく働いていたある春の日、母が胸のしこりに気づいて、自らがん検診センターに行って検査をしてもらいました。
結果はステージ2Bの乳がん。
2001年4月のことでした。都内の病院に入院し、手術。
手術後に飲んでいた薬の副作用がとてもつらかったようで、本人的に耐えきれなくなり、主治医に相談して投与を中止することになりました。
その時の主治医の言葉が、今も忘れられません。
「こっちは最適な治療のための薬を処方しているのに、そちらの都合で中止することになるわけだから、後で転移や再発した時にこちらのせいにされても困るんですよ!」
・・・何なの?この全く患者目線じゃない大威張りの態度!と内心激怒した私は、穏やかながらも自分でも驚くぐらい強い口調で「わかってます!」と言い放って帰りました。
その後、薬をやめた母は少しずつ副作用が抜けて行き、笑顔が戻りつつありました。
ところが・・・。
父のリストラと借金発覚
6月に父がリストラされました。
そして、そのことによって父が家族に内緒で借金していたことが発覚しました。
連絡先を職場にしていた父がリストラされたことで、自宅に連絡が来てわかりました。
6社の消費者金融から、合計420万円ぐらい借りていました。飲みに行って部下におごるお金を借りていたそうです。
このままでは利子がかさむ!と思った母と私で、貯金をかき集めて返済しました。
そんな折、母が放射線治療を勧められました。
うろ覚えですが、25日間ぐらい通って放射線を照射してもらうというもので、回を追うごとに母の気持ちが落ち込んでいくのがわかりました。
父への信頼も地に落ちていたし、母はきっとこれからの自分の人生がどうなっていくのか不安になってしまったのでしょう。
ついに、うつ状態にまで発展してしまいました。
自律神経失調症とアロマテラピーとの出会い
世の中の病気は手術すれば治ってあとは元気になっていくだけのものと、手術してからが大変で、どんどん悪くなっていくものとあるように思います。
私の母の乳がんは、後者でした。
放射線治療でうつ状態になってしまった母は、再就職した父と派遣社員の私が外出している日中に変な気をおこしかねない状況でした。
そこで、私は勤務時間中も折を見てこっそり公衆電話から自宅に電話をかけ、母の「生存確認」をしなければならない状態になっていました。
そして、この頃の母は家事もしようとせず、ただ横になって自分の身の上を悲しんでいました。
もともと「老後の資金が足りない」が口癖で、趣味も持たずに生きてきたので、病気のことを忘れて何かに取り組むとか、そういうことは一切できずにいました。
そんな母を横目に、私は早朝から家事をして会社に行き、母の生存確認をしつつ残業もして夜10時ごろに帰宅、それから片付けなどして日付が変わってから寝るという生活を繰り返していました。
母の病気がわかってから、私は37度台の微熱がずっと続いていました。吐き気もあり、自律神経失調症になっていたのです。
そんなこんなで「もう限界だ!」と思った頃、会社の派遣仲間が私をアロマテラピーショップに連れて行ってくれたのです。
それから私は香りの持つリラックス効果について初めて意識的に考えるようになりました。
そのお店で買った最初の精油はラベンダーとゼラニウムだったか、ローズマリーだったか・・・。
本を買い、読み進めていくうちに、アロマテラピーは単に香りを楽しむだけではなく、化粧品を作ったり、トリートメントオイルを作ったり、いろんな健康面へのアプローチができるということを知りました。
自宅でアロマランプを使うようになり、ラベンダーやオレンジのさわやかな香りに、母の心も少しずつほぐれていったような気がします。
結局、母はその後、二度目の再発と脳への転移により、5年の闘病の末に56歳で他界。
2005年5月のことでした。
でも、アロマテラピーと出会ったおかげで、最後は苦しむこともなく穏やかに去って行ったと思っています。
結婚、そして試練再び
2007年、私は結婚しました。
嫁ぎ先の義母は大腸がんで抗がん剤治療を始めていて、義父は若年性認知症でした。
高齢者の中にはアロマのような強い香りを好まない人も多いということだったので、結婚後しばらくはアロマテラピーはしていませんでした。
翌年の夏、義母のがんは全身に転移し、どうにもならない状態に。
義父は認知症で新しいことを覚えられないので、義母の状態について理解してくれることはありませんでした。
義母は「夜間せん妄」がかなり酷く、点滴を自分で抜いてしまったり院内で暴れたりと大変な状況で、本人が元気なうちから「自宅で最期を迎えたい」と言っていたことから、主治医と相談して退院させ、自宅で看病していました。
私は三重県から群馬県に嫁いできて、いろいろと知らないことばかりで大変な上に義理の両親がこんな感じだったので、再び自律神経の不調に見舞われました。
そこで、しばらく封印していたアロマテラピーを再開することにしました。
すると、義父が「いい香りだな~」とアロマランプに近づき、香りを楽しむ様子を見せました。
認知症の患者は周りで起こっていることが理解できず、常に不安とパニックの中で暮らしているようなものらしく、義父も非常に怒りっぽかったりしていましたが、アロマには癒されたようで、笑顔を見せるようになりました。
それで、私はアロマテラピーの力を再認識することになりました。
結局、義母は2008年の8月に他界。
その後、義父の認知症介護を一手に引き受けることになった私たちは、更にパニックに陥っていきました。
訳もなく家を出ていく義父。引き留めると猛烈に怒り出します。
またある時は家の中で灯油をしみこませた広告を使って火をつけようとするなど、危険で目が離せなくて、暴力もあるという状態で、グループホームでお世話になることに。
アロマテラピーを正しく広めるための決意
義父の介護の問題がひと段落してから、私はアロマテラピーをきちんと学んで世の中の皆さんに伝えていくことに決めました。
当時、AEAJ(日本アロマ環境協会)認定アロマテラピーアドバイザーではありましたが、その上位資格であるアロマテラピーインストラクターの資格を取ることにしました。
スクールに通い、試験を受けて、無事にインストラクターになりました。
最近では、アロマテラピーで認知症予防が可能であるという学説が発表され、医療や介護の世界でアロマテラピーが積極的に取り入れられるようになってきています。
そんな中、意外にきちんとアロマテラピーを楽しめている人が少ない印象を受けます。
例えば、アロマテラピーで使う「精油」は100%天然のものである必要がありますが、100円ショップなどで販売されている化学的に合成されたものや、ポプリ用のオイルを使ってしまっている人がいたり・・・
精油の原液を直接お肌につけてしまったり・・・(1%以下に希釈する必要があります)
ペットの猫ちゃんは基本的にアロマテラピーはダメなんですよ、とか・・・
なので、私は人々の心身の健康をもたらしてくれるアロマテラピーを、正しく安全に楽しむ方法を一人でも多くの皆さんに伝授したいんです!
アロマの精油は、使い方を間違えると劇薬のようなことになりかねないので、ホントに注意が必要なんです。
ぜひ正しい知識を身につけるために、私にお手伝いをさせてください。
それと、がんと闘うご家族や認知症のご家族を支えることに関して何かしら経験者としてのアドバイスをさせていただくことが可能です。
必要な人に届きますように。
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